美ヶ原(うつくしがはら)は長野県松本市にある標高約2,000mの大高原。長野県のほぼ中央に位置し、県内の広範囲を見渡すことができます。
散策ルートには王ヶ頭・美しの塔・美ヶ原美術館などがありますが、アップダウンの激しい片道約1時間のルートなので、なかなかに体力を要します。
それでも一面に広がる高原と見晴らしの良さは一見の価値あり。訪れる際には動きやすい服装・歩きやすい靴で臨みましょう。
また、標高2,000mだけあって涼しさは感じますが、長距離を歩くため日差しがきつい日だとけっこう暑くなるので、飲み物も準備しておいたほうが良いと思いますね。
高原を散策している間に首回りと手の甲がめっちゃ焼けてしまったので、日焼け対策も万全にしておきましょう。
美ヶ原へ向かうルートには、ビーナスラインと呼ばれる王道?ルートと、裏ビーナスラインと呼ばれるルートがあります。
僕は今回、裏ビーナスラインを通りましたが、下の画像左上の黄色の〇部分が入口になります。その入口に、土砂崩れによって美ヶ原美術館までの道が通行禁止という看板があり、初見ではこのまま進んでいいのかよく分かりません。
実際には、地図の赤線を通り、黄色線に変わる地点(武石峠)から東へ向かう道が通行止めになっているだけで、美ヶ原へは黄色線を通り「うつくしテラス」と書かれている場所まで車・バイクで行くことができます。
こちらのルートは赤線の間がほぼ山道を登る感じになっており、途中幅も狭くガードレール等がない道も多々あり、大きい車だと対向車とのすれ違いが少し危険かなと感じる部分も。
黄色線の部分は約5kmの道のりですが、この間は高原のドライブを楽しめる区間となっていました。僕は最初から最後まで高さにブルブルしていたので、見晴らしを楽しむ余裕はありませんでしたけどね…(高所恐怖症)
また、駐車場に着いても美ヶ原到着!とはなりませんのでご注意を。
こちらのルートは駐車場から高原の散策ルートまで、けっこう険しい山道を登っていく必要があります。
駐車場から王ヶ頭まで20分ほどは歩いたかと思います。
途中もずっと森の中かと思うような道を進んでいくことになり、周りにほとんど人がいなかったのでホンマに道合ってるんか?と少し不安になる40歳…
ようやく抜けたと思ったところからまだ斜面を登っていかなければなりません。振り返ると遠くに駐車場がポツンと見えますが、これだけの距離を進んでようやく王ヶ頭という場所に辿り着くのでした。
そこからは広大な高原を楽しむことができますが、往復で約2時間かかるので、お遊び気分で来てみたら思いのほか大変だった!ということになりかねないので注意しましょう。
なお、駐車場から王ヶ頭までは別ルートもあります。
上画像の赤丸「現在地」が駐車場から王ヶ頭へ向かう場所になりますが、2枚目の階段を上っていくと僕が通った獣道?になりますが、階段右側の道を進むと一見通行止めのように見えますがここを進むことができます。
帰りはこちらの道から戻ってきたのですが、なだらかな坂がしばらく続くだけの道なので、距離的には少し遠くなりますが歩きやすさはこちらのほうが断然上です。
どちらを通るかは自由ですが、参考までに覚えておいてください。
なお、ビーナスラインのほうは美ヶ原美術館まで車で行くことができ、そこから山本小屋ふるさと館への道のりは歩いても行ける(やや険しい)し、車で行くこともできます。
こちら側から来るほうが、少し体力的には楽かなと思います。
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