ここ数年ブームになっているスパイスカレーは、たくさんの副菜が綺麗に飾られ味だけでなく目で見ても楽しむことができますが、そのぶん気軽にお昼を食べるにはちょっと…という価格かなと個人的には感じてしまいます。

それぞれ手間暇かかっていることは重々承知しつつも、やはりカレーは気軽に食べられるものであってほしい。とはいえ、安くて美味しくても身体に悪けりゃ本末転倒。

僕自身が歳を重ねて健康な食生活を意識し出したこともあり、当店のカレーは「美味しさ」と「健康」をなるべく両立させるべく、使用する食材を選んでおります。

そして、できる限り気軽に食べられる価格での提供ができるよう頑張ります。

使用している食材について

ロウカット玄米

玄米表面にある硬くて防水性の高い「ロウ層」を均等に除去し、玄米の栄養そのままに、白米のように食べやすくされたもの。白米に比べ食物繊維が約8倍、その他の栄養素も玄米とほぼ同等であり、消化に優れ身体に優しいお米と言われています。

噛むほどに甘みを感じ、玄米とは思えないクセのなさ。シェアキッチン利用時にも提供していましたが、非常に好評を受けていたお米です。

当店ではカレーに合うよう、少し硬めに炊き上げています。

奇跡のオイル・ギー

バターを煮詰めて水分やたんぱく質などを除去した高純度のオイル。代謝を上げ、ダイエットやアンチエイジングにも期待でき、世界で最も体に良い油脂の第一位に選ばれています。

当店では牧草のみをエサとして育てられた牛のミルクで作られる「グラスフェッドバター」を使用。グラスフェッドバターには不飽和脂肪酸という良質な脂肪が含まれることや、一般的なバターより口当たりがよく上品なコクがあるとされています。

バターチキンには一食分でほぼ一日に推奨される摂取量を使用しており、「奇跡のオイル」とも呼ばれるギーを

※仕入れ状況により一般的なバターを使用することもあります。

米油

玄米を精米してできる米ぬかからできる油で、抗酸化作用の強いスーパービタミンEと呼ばれる「トコトリエノール」が含まれているため、他の油に比べても酸化しにくくなっています。

また、米油特有のγ(ガンマ)ーオリザノールには、更年期障害や胃腸神経症などの改善に効果が期待できるとされています。

純玄米酢

原料に玄米のみを使用する純玄米酢は、米酢や穀物酢に比べて有機酸やアミノ酸含有量が多く、旨味やコク・深い香りが特徴的。

抗酸化作用や血流の改善にも期待できると言われます。当店ではサラダにかけているドレッシングに使用しています。

甜菜糖(てんさいとう)

甜菜から作られる砂糖で、一般的な上白糖よりも天然のミネラルやオリゴ糖を多く含み、まろやかな甘みが特徴。GI値が低く、血糖値の上昇が緩やかなので身体に優しいお砂糖です。

全粒粉(ぜんりゅうふん)

全粒粉とは、小麦の粒を丸ごと挽いて粉にしたもので(お米でいう玄米)、表皮や胚芽部分も含まれるため茶褐色で栄養価も高いです。

薄力粉などの精製された小麦粉に比べ、食物繊維・カリウム・鉄・マグネシウムなどが豊富に含まれ、血糖値の上昇を抑える低GI食品でもあります。

当店ではナンではなく全粒粉を捏ねて作るチャパティを小サイズで提供しますので、最後にお皿に残ったカレーをつけてお召し上がりください。